トヨタが水素燃料船「エナジー・オブザーバー」への支援の延長を発表
2020年のオリンピックまでに東京を目指して航行中

トヨタ自動車の欧州統括会社であるトヨタモーターヨーロッパは、2017年より支援してきた世界初の自立エネルギー型水素燃料船エナジー・オブザーバー(Energy Observer)とのパートナーシップを延長することを発表した。

エナジー・オブザーバーは、複数の再生可能エネルギーと海水からCO2を排出することなく生成された水素を使用して駆動する。6年間かけて、過酷な条件下で船内試験を行いながら、再生可能エネルギーとその貯蔵の普及を促進するために世界を旅する。

「トヨタモーターヨーロッパがこのミッションに参加することを非常にうれしく思っています。水素がエネルギーの移行を加速させるための鍵であるという我々が共有するビジョンを、2020年の東京オリンピックに伝えたいのです」と、創始者で船長のビクトリアン・エルサール氏は語る。

2017年にフランス北西部の港町サン・マロを出港し、現在地中海を航行中のこの船は、2019年にかけて北欧へと向かう。そして、2020年のオリンピックまでには東京を目指すという。End