Imagine Cup 2018 世界大会に日本から3チームが出場
東京大学 Mediated Ear チームがベスト3入りの快挙

マイクロソフトが主催する世界最大の学生向けITコンテスト「Imagine Cup 2018」が2018年7月23日(月)から3日間、米国・シアトルにて開催された。参加登録を行った学生は4万人に及び、その中から世界各地で選抜された33か国49チームが世界の頂点を目指した。

今回、日本からは、予選大会を勝ち抜いた3チームが参加。すべてのチームが母国語でない英語を華麗に操り、パッションに溢れるプレゼンテーション・デモを披露、多くの聴衆を魅了した。東京大学のEmergensorチーム、鳥羽商船高等学校のezaki-labチームは準決勝へと進めなかった。

昨年も世界大会へ出場したメンバーを含む東京大学のMediated Earチームは、Deep Neural Network を利用し様々な音が混ざった入力音源から特定の人の音声のみを抽出するソフトウェアを開発し、準決勝に進出、さらにはわずか3チームしか進むことができない決勝に進出する快挙を成し遂げた。

優勝は、カナダから参加したsmartARMチーム。彼らは、目の前の物体を認識・最適な握り方を計算する義手を開発。この義手にはカメラが内蔵されており、Microsoft Azure Computer Vision/Machine Learning/Cloud Storageなどの技術が活かされている。

準優勝は、ギリシャから参加したiCry2Talkチーム。子どもの泣き声をリアルタイムで分析し、どんな状況か両親が簡単に理解できるよう翻訳するシステムを開発した。

世界を変えたいと考える学生が、今後も「Imagine Cup」を通じ、テクノロジを駆使して新しい未来を生み出すことが期待される。End