ブラジルの家具デザイナーデュオ カンパーナ兄弟
ポルトガル文化を受け継ぐコルク製の家具コレクションを制作

ブラジルの家具デザイナー、ウンベルトとフェルナンドの兄弟によるカンパーナ・ブラザーズは、初めてのコルク製の家具コレクションを披露する。

キャビネット3台とアームチェア1脚からなるこの Sobreiro(コルクガシ)コレクションは、ポルトガルとブラジルの芸術と文化をテーマとする2018年度のExperimenta Portugalへのカンパーナ・ブラザーズ初参加に際して制作された。

デザインを進める中で、同国の文化と現実に浸ったカンパーナ兄弟。2018年1月にポルトガル訪問をしたウンベルトが、かの地のアイデンティティを最もよく表現する素材を発見した。ポルトガル文化の重要な製品であり、主な輸出品の1つであるコルクは、曲線的でありながら軽いため、彼らにとっては堅固な家具を作るのに理想的な材料であるという。

「ポルトガルへの旅は私と私のルーツを結びつけるものでした。ポルトガルの先祖から伝わるものが私にははっきりとわかり、この旅の経験は素晴らしいものになりました。私たちは、エコロジーな素材であるだけでなくその軽さゆえに、コルクに魅了されました。コルクには質感、さまざまな用途、そして断熱性があり、この素材を使用する可能性は広く、新しいコンセプトと意思表示を表現することができるのです」と、ウンベルト・カンパーナは語っている。End