アーティストの舘鼻則孝は、2018年9月14日（金）から9月16日（日）まで、日本文化を再考する展覧会「NORITAKA TATEHANA RETHINK－舘鼻則孝と香りの日本文化－」を開催する。会場は、木子七郎氏によるスパニッシュ様式の意匠デザインが特徴的な、歴史的建築として名高い東京・九段の旧山口萬吉邸（kudan house）。

本展は、2017年に表参道ヒルズで開催をした大規模個展「舘鼻則孝 リ・シンク展」に続き「日本文化をリシンクする」をテーマとし、中でも「香りの日本文化」にフォーカスしたもの。

作品を通して日本文化の過去と未来を往来する本展では、代表作のヒールレスシューズから「源氏香の図」をモチーフとした香炉などの新作も多数展示される。また、会場内の和室では、京都の香老舗 松栄堂の協力を得て「聞香体験」も実施。

▲ヒールレスシューズの最新デザイン

▲「源氏香の図」を用いた新作の一部

香りを聞くと表現する聞香では、香木の鑑賞が楽しめる。そのほか、遊女の煙管から着想を得た作品「THEORY OF THE ELEMENTS」の最新作を初公開するようだ。