和紙ブランド「SIWA」の10年間を振り返る展覧会
デザイナー深澤直人の新シリーズと染色家・柚木沙弥郎とのコラボアイテムを披露

伝統として守り続け、いまや世界で高く評価される素材となった和紙。それを現代的なものへと昇華させたのが、山梨の和紙メーカー・大直が2008年に発表した「SIWA」だ。

強度と耐久性に優れる和紙は、長く使い続けることができ、時間の経過とともに柔らかさと風合いが増す。同社は、手にするほど肌に馴染み、そっと暮らしに寄り添うかたちに変化していく和紙独特の存在感に着目した。

今回、SIWAが歩んできた10年を振り返るとともに、和紙の魅力、そして暮らしの道具と人の豊かな関係について改めて思いを巡らせるイベント「SIWA|紙和 触れて、馴染む道具」が、2018年10月17日(水)から11月6日(火)まで、東京・六本木のリビング・モティーフ1Fにて開催される。

▲深澤直人がデザインした、SIWA×楮シリーズ「時計」

イベントでは、定番のアイテムに加え、国産楮(こうぞ)100%の手漉き和紙による新シリーズのほか、張り子の技法を応用した時計やコンテイナー、さらに染色家の柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)と初めてコラボレーションしたスペシャルアイテムなど、10周年を記念したさまざまな商品を展示・販売する。

▲「SIWA × SAMIRO YUNOKI フラットバッグL」。フラットバッグは5柄3サイズ。ほかにシルクスクリーン作品も5柄も展示・販売される

▲染色家・柚木沙弥郎の生み出す模様と色彩は今も多くの人を惹きつける

なお、SIWAの製品をデザインしているプロダクトデザイナー・深澤直人による10月17日(水)のトークイベント「愛される素材、SIWA|紙和」は、すでに満席となっている。End

SIWA|紙和 触れて、馴染む道具

会期
2018年10月17日(水)~11月6日(火)
10月31日(水)は臨時休業
会場
リビング・モティーフ 1F
詳細
https://www.livingmotif.com/