ビャルケ・インゲルスが主宰するBIG
ルクセンブルク空港に新設の複合施設の設計案を発表
「Skypark Business-Center Sud」

ルクセンブルク空港会社(société lux-Airport)は、向こう数年間で2,500~3,500万ユーロ(約32~45億円)の投資を行い、ターミナルAの横に複合施設「Skypark Business-Center Sud」を建設すると発表した。

同社社長のRené Steinhausは、「これまでこの空港には、人を引きつけるようなオフィススペースや商業スペースを求める強い要望がありました」と語っている。

本プロジェクトが実現すれば、空港会社としても大きな収入源になりうるという。同氏によれば、他の空港でも収入の60%が非空港施設からというのも珍しくないそうだ。

建設工事は2019年に始まり、2021~2022年までには完成予定。第1フェーズでは、10,000~15,000平米のオフィス・商業スペースに着手し、最終的には40,000平米にまで広がり、2,000台の駐車場も設置される。

設計を担当するのは、ビャルケ・インゲルスが率いるコペンハーゲンの建築設計事務所BIGで、地元の設計事務所Metaformが協力する。

ターミナルAからターミナルBに至る連絡通路に沿って建築される予定で、複数の階からなり、滑走路を間近に眺めることができる。また、幼稚園やレンタカー、フィットネスクラブ、飲食店や店舗も入居する、新たな複合施設になるという。End