イギリスで計画中の新高速鉄道「HS2」
Grimshaw Architectsによる新駅のデザイン案が発表

▲カーゾンストリート駅デザイン案

イギリス政府は、同国で計画が進められている高速鉄道路線「HS2(High Speed Two)」に関して、建築家のニコラス・グリムシャウ率いるGrimshaw Architectsが設計を行った、バーミンガムとその南東に位置するソリフル(Solihull)に建設予定の新駅のデザイン案を発表した。

同案は、2018年10月開催の公開イベントの最初を飾るものとして、バーミンガム図書館にて発表。2018年11月9日(金)の午後11時まで、広くこのデザイン対する意見を調査サイトから募っている。

▲カーゾンストリート駅デザイン案

▲カーゾンストリート駅デザイン案

バーミンガム中心部のカーゾンストリート駅は、もともと19世紀に建設、現在は廃止されており、この都市間鉄道初の新駅となる。都市の新たなランドマークとなり、都市が再生する機会が増えることを目指している。

2026年に開業予定で7本のプラットフォームを備えるこの新駅は、高速鉄道の乗客だけでなく、バーミンガム市内中心部の新たな公共スペースとして機能する。広範囲の路面電車網と接続し、歩行者、自転車、タクシー、バス、および従来の鉄道との接続も、同市の残りの地区やウエストミッドランズ広域に提供するそうだ。

▲ソリフルのインターチェンジ駅デザイン案

また、ソリフルのインターチェンジ駅は、この地域の新たな玄関口となるもので、ソリフル市内やウエストミッドランズ、バーミンガム空港、ナショナル・エキシビション・センターに向かう公共交通機関の一部をなす。この新駅も、新しい家庭、ビジネススペース、仕事など、駅周辺の長期的な開発と成長を提案するものになるという。End