建築家・安藤忠雄の全作品集がTASCHENより刊行
ポンピドゥーセンターでは大回顧展も開催中

世界的な建築家・安藤忠雄は2018年10月7日(日)、パリで改訂版の全作品集の出版記念に登場した。

同市内のポンピドゥーセンターで2018年10月10日(水)から12月31日(月)まで開催される彼の大回顧展「TADAO ANDO, LE DÉFI(挑戦)」を前に、熱狂的な200人のファンや学生、芸術家、仲間たちが駆けつけ、作品集を手にして安藤自身のサインを求めた。

この書籍は、美術・建築関係の著作を扱う出版社TASCHENから2018年10月に刊行される「Ando. Complete Works 1975–Today」でXXLサイズのスタンダード版。また、同書のアート・エディションは同年11月発売予定で100冊限定、香川県直島の地中美術館にあるウォルター・デ・マリアのサイトスペシフィック・インスタレーションの和紙へのスケッチとサインが、書籍と一緒に安藤のデザインによる赤いレザーのボックスに収められている。

安藤の新しいモノグラフは、クラーク・アート・インスティテュートや表紙を飾る上海保利大劇院など、新プロジェクトを含む彼のキャリア全体を見渡すフレッシュな総覧になっている。End