アムステルダムの建築家Angelo Rennaによる
CO2を吸収する人工の山を築く提案「Sponge Mountain」

アムステルダムに拠点を置く建築家Angelo Rennaは、イギリス・ニューカッスル大学の土壌利用プロジェクト「SUCCESS」と共同で、「Sponge Mountain」という新たな作品を発表した。

これは、排出されたCO2を吸収する人工の山をイタリア・トリノに築くという企画。トリノとフランスのリヨンを57kmのトンネルで結ぶ鉄道プロジェクトが立ち上げられており、Sponge Mountainはその掘削から出た土を利用するという。

トリノはヨーロッパでも最も大気汚染のひどい都市のひとつ。高さ90mの森を築くことでCO2を吸収し、大気汚染の改善を目指すそうだ。

もちろんこれは提案であり実現性は不明だが、樹木を植えて公園にすることでトリノの新たなランドマークとなれば、開通する鉄道の利用客も増加するにちがいない。End