ボローニャ国際児童図書展ラガッツィ賞を受賞
メキシコ生まれの絵本の出版に向けて出資者を募集

ボローニャ国際児童図書展でラガッツィ賞を受賞し、スペイン語・英語・フランス語など世界14ヶ国語で翻訳されているものの、日本はコスト面の懸念などからまだ翻訳出版されていない絵本がある。

その名も「El libro negro de los colores(The black book of colors)」。現在、この絵本の日本での出版を目指して、現在クラウドファンディングサイトのGREEN FUNDING(グリーンファンディング)で出資者を募集中だ。

この絵本は、「目の見えない人の色の感じ方を、晴眼者が追体験する本」となっている。同時に、「目の見えない人、見える人が共に楽しめる本」でもある。

真っ黒な紙に、銀色の文字と、光沢のある透明なインクのレリーフによるイラストと、点字によって書かれた文章が印刷されており、その中に広がっているのは、目の見えない男の子「トマス」が感じている“色”の世界。

視覚障碍者と言われる人々にとっての色とはどんなものなのか、どんな感覚として伝わっているか、どんな風に認識されているか。男の子の素朴な言葉と、触れることのできる美しいイラストで描かれている。

▲『色についての黒い本・仮』(El libro negro de los colores)

IBBY(国際児童図書評議会)のバリアフリー図書にも選定されている本書への募集期限は2018年10月31日(水)23:59までだ。End

募集サイトはこちら>