Airbnbのデザインスタジオ Samaraの新プロジェクト
家屋の建築・共有について考える「Backyard」が始動

Airbnbのデザインスタジオ Samaraは、新プロジェクト「Backyard」を公開した。より人間に優しく未来指向、無駄を意識したデザインを実現するために、家屋の建築・共有を通じた新しい方法を試作するイニシアチブだ。

洗練された製作技術、スマートホーム・テクノロジー、およびAirbnbコミュニティから得た広範な見識を建築で利用して、時とともに変化する所有者や居住者のニーズに細やかに対応する方法を調査するという。

Airbnbは従来の考え方に挑戦し、まったく新しい産業を開拓。使っていない寝室やツリーハウスからアパートメントまで、不在時に活用していないスペースを活性化させ、世界中の人々をつなぐコミュニティを作ることを目指してきた。

同社は、人々の移動や生活、空間共有についての10年間の知識の蓄積から、住宅の建設・共有方法を向上させる独自の責任とグローバルな機会があると考えている。膨大な量の廃棄物が発生するので、建物を建てるのは時代に合わないと考え、将来の需要を満たすために、気候変動にも地方から都市への移住にも対応して、住宅を進化させるように前向きに考える必要があるとしている。

同プロジェクトでは、実現に向けて積極的な協力者の募集を行っている。インダストリアルデザイナー、インタラクションデザイナー、建築家、ロボット工学者、機械・ハードウェアエンジニア、マテリアルの専門家、政策専門家の参加が求められているそうだ。End