世界の人口分布を3Dで視覚化してみるとどうなる?
都市人口を棒グラフ化した「Population Mountains」が公開

視覚的評論で文化について議論を提起するThe Puddingは、独自のデータセットや一次研究、双方向性を駆使して、難しいテーマを徹底して追究しているビジュアルジャーナリズム集団である。

同チームのメンバー Matt Danielsがこのたび公開したのは「Population Mountains」という研究で、都市の人口を視覚化するものだ。

まず、地図上にドットで人口分布を表現。ドットは100万平米ごとに付けられ、赤い色がより濃くなるほど人口が多いことを示している。

一般的に見られる人口分布地図は2Dである。これを3D化してみると、濃い赤のドットほど棒グラフとして垂直に伸び、都市には山のような形ができあがる。こうして地図を3Dグラフ化してみると、世界の様相が私たちの考えとは違って見えるのではないかというのがねらいだ。

たとえばコンゴ民主共和国の首都キンシャサの人口は1310万人で、パリの1100万人を上回っているという。数字ではなく形で見たときにはじめて、キンシャサという都市の大きさを理解できるのである。

この記事のサイトでは、世界各地の3Dグラフで人口の山を見ることができる。特にアフリカとアジアの人口密集の度合いが容易に見て取れることだろう。End