パリの建築事務所 INESSA HANSCH ARCHITECTE
ルクセンブルク大学内の構造物を担当

▲ © Maxime Delvaux

パリの建築設計事務所 INESSA HANSCH ARCHITECTEは、ルクセンブルク南西部のエシュ=シュル=アルゼット(Esch-sur- Alzette)にあるかつての工場で、ルクセンブルク大学キャンパス内の構造物を手がけた。

記念碑的な高炉の大きさやキャンパスの緊密性、授業計画に見合うように、高炉がそびえる製鋼所の周りに構造物を建設した。

敷地の端にあって入口をなす通り抜け可能な構造物は、いくつかの階に分かれた共有スペースで、その高さはコンクリート製の高炉の土台部分と同じ約12m。展望台を備え、キャンパスに活発さや流動性を与えるものである。

▲© Maxime Delvaux

▲© Julien Lanoo

この立体構造は風よけとなるので、共有の待合室として考案されたが、上映スペース、中央公園、散歩やおしゃべり、スポーツができるスペースにもなるという。なかば開け放たれた、長方形でくり抜かれた、中2階のある特徴的な建築で、各構造は互いに関連しあっている。

金属製で白いラッカーで仕上げた骨組みについては、個々の構造は幅・奥行きともに3.6m、高さは3m。人の体の大きさと活動空間の大きさを考えて、ゆったりとした規模を実現している。End