nendoがデザインを担当したスワロフスキー
小物置き「soft pond」と雑貨コレクション「tangent」が登場

▲「soft pond」 Photographer : Akihiro Yoshida

佐藤オオキのデザインオフィス nendoは、スワロフスキーのためにアイテム2点のデザインを手がけた。ともにホームコレクション「Atelier Swarovski Home」向けの作品だ。

まず、「soft pond」は小さなクリスタルトレイ。シャンデリアやドレスに使用されるフラットカットクリスタルは、素材が厚くなるほど色が濃くなるというユニークな性質をもつ。それは、湖の水が深くなるほどに色が濃くなる現象と同じだ。この作品では、さまざまな色の濃さと深みのある感覚を伝えるために、厚さの異なるクリスタルがオブジェクトに使用されている。

▲「soft pond」 Photographer : Akihiro Yoshida

▲「soft pond」 Photographer : Akihiro Yoshida

クリスタルは、上から下に4mm、5mm、6mm、7mmと徐々に厚さを増すようにデザイン。外側に向かって色はより薄くなり、勾配が生まれた。トレイは4サイズがあり、すべて同じ厚さでカッティングを変え、複数の容器を同時に使用したときに同じ水の深さが現れるようにした。

▲「tangent」 Photographer : Akihiro Yoshida

tangent」は、立体フレームのなかにクリスタル盤と金属製のリングをさまざまに組み合わせたオブジェ。

すべての要素は、かろうじてバランスを保つように重なり合う形をしており、ギリギリのところでお互いを支え合っている。リングの位置、方向、大きさに応じて、各アイテムはキャンドルホルダー、花瓶、トレイ、鏡にもなる。

▲「tangent」 Photographer : Akihiro Yoshida

▲「tangent」 Photographer : Akihiro Yoshida

花やキャンドルの火は、ていねいに配置されたフラットカットのクリスタル盤を通して楽しむことができる。

▲「tangent」 Photographer : Akihiro Yoshida

同品は2タイプを用意。青みがかったクリスタルには鏡面の仕上げを施したフレームが使われ、黒みのあるクリスタルにはつや消しを施した黒いフレームが使われている。End