ルネサンス絵画の遠近法をあしらった絨毯
イタリアのメーカー cc-tapisが新作を発表

ネパールで製造を行っているイタリアの絨毯メーカー cc-tapisは、ミラノのインダストリアルデザイン事務所 Studio Klassとコラボした新作を公開した。

同品はStudio Klassがデザインした「Cinquecento」コレクションとのコラボレーションで、ルネサンス時代の絵画の遠近法をあしらった4種類の新しいデザインが発表された。

幾何学的な線のデザインや色づかいは、ドメニコ・ヴェネツィアーノ、ルドヴィコ・マッツォリーノ、ジョヴァンニ・ベッリーニなどの画家によるルネサンス期の名作からインスピレーションを得ており、まさにアート作品にまで高められた絨毯と言えるだろう。

このプロジェクトは、各作品の遠近法を保ち作品をマクロの領域に分割しながら、原色の組み合わせもそのまま維持することに焦点が当てられている。

また、cc-tapisはネパールとの架け橋として「CC-FOR EDUCATION」を2015年5月に設立。ネパールの職工の子どもたちに完全な教育を提供することを目的とした非営利団体で、幼稚園から高校卒業までの私立学校での教育を支援しているそうだ。End