伊勢丹が包装紙のデザインをリニューアル
フィリップ・ワイズベッカーによる「radiance」

伊勢丹は、2019年2月20日(水)に包装紙のデザインを一新することを発表した。デザインは、フランスのアーティスト フィリップ・ワイズベッカー(Philippe Weisbecker)による「radiance(ラディアンス)」だ。

三越伊勢丹グループが目指す「最高の顧客体験」の実現に向け、販売サービスの上質化の一環として、1997年以来22年ぶりに百貨店の顔である包装紙のデザインを変更し、伊勢丹のブランド力強化を目指すという。

radianceでは、光が放射状に広がる「無限のひろがり」を表現。真っ白な紙の上にどこまでもつながる赤、黄、緑の手描きの線をあしらい、線の間にはI・S・E・T・A・Nの文字を配置。

現在のショッピングバッグに使われているタータンの「マクミラン/イセタン」を丁寧に観察するところから生まれた。一本一本、まっすぐ丁寧に描かれた色鉛筆の線たちが、届けたい気持ちを包んでいる。

同氏によると、線は一本ずつ定規で引いたそうで、じっくりと定規で向き合った線が普遍性をはらむとしている。まっすぐ均一でありながらも人の手にしか生み出せない線に、贈り物との共通点があるのだ。

なお、スペシャルサイトでは、ワイズベッカー・森口邦彦・葛西薫の3氏による鼎談「時代を越えて、贈られるもの」も掲載。ぜひチェックしてみよう。End