Microsoftが「HoloLens 2」を公開
没入感や快適性を向上させて2019年中に発売予定

Microsoftは、2019年2月25日(月)から2月28日(木)まで開催される国際モバイル見本市「MWC バルセロナ」において、「HoloLens 2」を公開した。2019年中には日本を含め、世界の主要国で3,500ドル(約387,000円)で発売予定だ。

2016 年にホログラフィック コンピュータとヘッドマウント ディスプレイを組み合わせた 「HoloLens」をリリースし、「複合現実(Mixed Reality)」 が仕事のやり方を変えるのに大きな役割を果たしてきたが、今回はデジタルな世界を2次元ではなく、3次元で展開しようとするもの。

HoloLensユーザーからは、「没入感の充実」、「快適性の向上」、「価値創造時間の短縮」という主に3つの分野で要望があった。

没入感については、映像ディスプレイシステムを含め、全体的に大幅な強化を行い、ホログラムがより鮮やかでリアルになったそうだ。視野角を2倍以上に拡大したり、低消費電力したりと、パフォーマンスは大幅に向上。さらに、ホログラムとの対話方法を刷新して、現実世界で物体を操作するように直感的なジェスチャーでホログラムを直接操作できるという。

また、重心にバランスを持たせ、軽量のカーボンファイバー素材を採用し、再調整なしでデバイスが装着できるなどが快適性の向上。新しい蒸気密封技術(vapor chamber technology)により温度管理も改善されている。

さらに、「Dynamics 365」、「Remote Assist」、「Dynamics 365 Layout」、そして新たな「Dynamics 365 Guides」といった同社のMRアプリケーションで、価値創造に充てる時間を短縮できるとしている。End