ダイムラーとBMWグループが提携を発表
自動運転に向けた次世代技術を共同で開発

大手自動車メーカーのダイムラーBMWグループは、自動運転に向けた次世代技術の開発を共同で行うことを発表した。

手始めに、運転支援システム、高速道路での自動運転、駐車機能のための次世代技術(自動運転レベル4まで)の開発を進めることにしている。両社は長期的かつ戦略的な協力関係を結び、次の2020年代半ばまでには次世代テクノロジーを広く普及させることを目指している。

ダイムラーは、独自のレベル3の自動車だけでなく、レベル4および5の自動車向けに一連の開発プロジェクトに取り組んでおり、アクティブセーフティシステムを初期からほぼすべて自社開発してきた。また、BMWグループも2006年から高度な自動運転技術の開発に取り組んでおり、継続的な成熟を目指して技術専門家、サプライヤー、OEMと柔軟なプラットフォームを確立。

各社のスキルと経験、および柔軟なプラットフォームで、未来のテクノロジー世代の開発をスピードアップと合理化を行う利点があり、シナジー効果に加えて、新技術をより短期的なイノベーションサイクルでより早く市場に投入できるとしている。

共同開発は、高速道路での自動運転を可能にするレベル3と4で、自動化の複数の段階をカバーする柔軟なプラットフォームで行われ、さらに、高速道路でも都市部でもより高いレベルの自動化をカバーするために、共同作業を拡大する可能性についても協議する予定だ。End