ブガッティが創業110周年を記念して
「Type 35」の子供用モデルを500台限定生産

ブガッティの「baby(ベイビー)」は、もともと創業者のエットーレ・ブガッティ(Ettore Arco Isidoro Bugatti)が息子のために1度限りと考え製作したが、これを目にした顧客からの評判が高く、1927年から1936年の間に生産、販売された。

今回同ブランドの110周年を記念して製作される「Baby Ⅱ」は、500台限定の生産で、1924年のFrench Grand Prixのために作られた「Type 35」のレプリカだ。大きさがオリジナルの3/4と大人も運転できるサイズとなっている。

ブガッティの遺産でもある同モデルに最大の敬意を払い、最新技術を駆使し「Type 35」を精密にデジタルスキャンして設計している。

取り外し可能なリチウムイオンバッテリー、リミテッド・スリップ・デフ(差動制限装置)、回生ブレーキを搭載。1kWの「子供モード」で最高速度は時速20キロ、4kWの「大人モード」では時速45キロでの運転が可能だ。オプションの「Speed Key」により、さらにアップグレードも可能だという。

色は伝統的なFrench Racing Blueを基本としているが、希望により幅広いカラーからも選択できる。価格は30,000ユーロ(約377万円、税・配送料別)からで、2019年秋に生産を開始する予定だ。End