人間は五感以外を感覚を使っている!?
磁場の変化を無意識に感知するという研究が公開

▲Credit: Caltech

人間は五感を使って生活しているが、人間の脳波が地球の発する磁場の変化にも反応するのではないかと考える科学者もいるそうだ。カリフォルニア工科大学と東京大学の研究チームの発表によると、多くの人間は無意識のうちに地球の磁場の変化を感知しているという。

実際、ミツバチ、鮭、ウミガメ、野鳥、クジラ、コウモリなどは磁場を使って方向を見定めており、犬でも訓練すれば埋め込まれた磁石の場所を特定できるのだ。しかし、これまで人間には、こうした機能の有無を確認する実験は行われてこなかった。

そこで、被験者を高周波シールドのある部屋に隔離。沈黙と暗闇のなかに1時間座らせ、部屋の周りの磁場を静かに移動させて、頭上64カ所に設置した電極からその脳波を測定した。

▲Credit: Connie X. Wang / Caltech

今回は、幅広い年齢層とさまざまな民族で構成される34人が参加したが、その多くで脳波の変化と磁場の変化が関係していたことが分かった。

また、脳は積極的に磁気情報を処理できるようで、「ありえない」信号は”スルー”してしまうそうだ。たとえば、北半球では磁場が下向きになっているので、実験中に磁場を上向きにしても対応しないのだとか。

古代の人はこうした磁場を活用して暮らしていたというのはありえるだろう。では、現代に生きる私たちにはこの能力はどんな活用法があるだろうか。今後の展開が待たれるところだ。End