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2019.03.27 17:50
次世代新幹線の開発を進めているJR東日本は、その試験プラットフォームとして新幹線の試験⾞両「ALFA-X(アルファエックス)」(E956形式)の製作を進めてきたが、2019年5⽉に落成し、東北新幹線の仙台駅と新⻘森駅のあいだで⾛⾏試験を開始すると発表した。
同社では、グループ経営ビジョンを「変⾰ 2027」とし、その一環となる「次世代新幹線開発」を、「さらなる安全性・安定性の追求」、「快適性の向上」、「環境性能の向上」、「メンテナンスの⾰新」の4つのコンセプトのもとで展開。
その試験⾞両は10 両編成で、「最先端の実験を⾏うための先進的な試験室(⾞)」という意味の「Advanced Labs for Frontline Activity in rail eXperimentation」から「ALFA-X」と命名された。
⾛⾏試験の⽬的は、次世代の新幹線における環境性能の向上のほか、これまですすめてきた地震対策を含む安全性向上等の開発の検証を⾏うことにある。
⾛⾏試験は2019年5⽉から2022年3⽉までという長期間にわたり、東北新幹線の仙台~新⻘森間を中⼼に実施。営業列⾞の⾛⾏しない夜間の⾛⾏を基本に、週2回程度実施するという。
気になる⾛⾏速度は、最⾼速度360km/hまでの⾛⾏を行い、⾞両性能試験のため数回程度、最⾼速度400km/hの⾛⾏を実施するそうだ。