▲©Cie Gilles Jobin

東京・南青山にあるスパイラルでは、2019年5月1日（水・祝）から5月3日（金・祝）まで、スイス人振付家・ダンサーのジル・ジョバン（Gilles Jobin）による最新作「VR_I」を日本で初公開する。チケットは Peatixにて2019年4月1日（月）販売開始予定だ。

「VR_I」は、身体への深い考察や高度なコンテンポラリーダンスの技術によって世界的に高い評価を得るジル・ジョバンが新しいテクノロジーを活用した作品で、観客5名が同時に、ダンサーが現れる仮想空間に没入することができるというもの。

▲©Cie Gilles Jobin

刻一刻と変わる360度に広がる風景や、大きさをさまざまに変えるダンサーなどのエフェクトにより、従来のダンス鑑賞とはちがう、「観客／ダンサー」「見る／見られる」の関係が揺さぶられる未知なる体験が楽しめる。

同作は、モーションキャプチャ技術を専門とする非営利団体「アルタニム（Artanim）」と共同で制作。観客はヘッドセットを装着しコンピュータを背負って、ダンサーが現れる仮想空間に15分間にわたり没入。

観客は肌の色も体格も多様なアバターとして登場。8m×5mの空間を自由に動き、観客同士で身体を通したコミュニケーションを取ることも可能だ。

また、これに合わせて、トークイベント「鑑賞者が踊る？テクノロジーで拡張するダンスの「今」」も5月1日（水・祝）に開催。登壇者はジル・ジョバンと、Perfumeの振り付けでおなじみのMIKIKOで、参加無料だが専用サイトから予約が必要だ。