東京オペラシティ アートギャラリーでは、2019年4月20日（土）から6月23日（日）まで、企画展「トム・サックス　ティーセレモニー」を開催する。

同展は、独自のまなざしで日本の文化に深いリスペクトを向けるトム・サックス（Tom Sachs）が、ティーセレモニー（茶会、茶道）に本格的に取り組む展覧会だ。

作品は、体感型の空間として、庭（「内露地」「外露地」）、手作りの茶室、ボーイング747機の設備をより機能的にしたトイレユニット（「雪隠」）、鯉が泳ぐ美しい佇まいの池、そして様々な門によって構成される。

▲《Tea House》 2011
©Tom Sachs
Courtesy of Tomio Koyama Gallery

▲《Bonsai》 2016 /《Stupa》 2013
©Tom Sachs
Courtesy of Tomio Koyama Gallery

▲Tom Sachs
photo: Mario Sorrenti

同展の初日には、サックス本人によるティーセレモニーが2回行われる予定だ。この時は特別に茶室の壁が取り払われ、展示室で公開される茶事を見学することができる。

また同館のほかにも、小山登美夫ギャラリー（六本木）、東京スタデオ（駒込）、ビームス原宿（原宿）の3か所でも、トム・サックスの展覧会およびポップアップストアを展開。スタンプラリーも実施されるので、全会場を巡って彼の世界観を体感してはどうだろうか。