都市型の配送プロセスを変える
荷台付きフル電動自転車「EAV」

大気汚染は長い間、世界中で人々を苦しめる要因になっている。その一因は自動車の排気ガスだろう。2017年のロンドン市内中心部の自動車の平均速度は、時速5.13マイル(時速約8.25km)だった。

一方、2010年の小型商用車の平均積載率は38%、約300kgだそうで、その後はオンラインショッピングの売上高は毎年18%ずつ増加している状況だ。ラストワンマイルは、出荷総コストの28%を占めるという見方もある。

こうしたなかで登場したのが、Electric Assisted Vehiclesだ。急成長を遂げているゼロエミッション車市場でソリューションを開発する、新世代の車両の設計・開発・製造を行うイギリスのスタートアップである。

プロジェクトの中心となる「EAV」は、屋根と荷台がついた電動自転車で、都市型の配送プロセスを変え、カーボンフットプリントと環境汚染への影響を減らすために製作。

荷物は最大150kgまで積むことができ、電動アシストの使用時は時速15マイル(時速約24km)だそうだ。フル電動の場合は、バッテリー容量によって異なるが11~32kmの走行が可能だそうだ。End