サントリーグループが「プラスチック基本方針」を策定
世界で使用する全ペットボトルの100%サステナブル化を目指す

サントリーグループは、持続可能な社会の実現に向けて、循環型かつ脱炭素社会への変革を強力に先導すべく、「プラスチック基本方針」を策定したと発表した。

同グループは、企業理念「人と自然と響きあう」の実現を目指し、グローバルにサステナビリティ経営を推進。容器包装の分野では、ペットボトルリサイクルの一部工程を省くことで、環境負荷低減と再生効率化を同時に実現する「FtoPダイレクトリサイクル技術」を世界で初めて開発した。

また、飲料用ペットボトルに植物由来原料を100%使用したキャップを世界で初めて導入、100%植物由来ペット実現に向けた取り組みなど、環境負荷の少ないペットボトル開発やリサイクルシステムの構築に継続して取り組んでいる。

中期目標としては、2025年までに国内清涼飲料事業における全ペットボトル重量の半数以上に再生ペット素材を使用する見込みだ。

また、この基本方針に基づき、「FtoP製造ライン」の増設をはじめ、2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用し、化石由来原料の新規使用をゼロにすることで、100%サステナブル化を目指すとしている。End