イリス・ヴァン・ヘルペンの新作コレクション「HYPNOSIS」
世界の共生サイクルを催眠状態として視覚化

デザイナー イリス・ヴァン・ヘルペン(Iris van Herpen)の新しいコレクション「HYPNOSIS」は、アメリカのアーティスト アンソニー・ハウ(Anthony Howe)の作品を通じて、催眠の世界に誘うものだ。

ハウのキネティックアート「Omniverse」は、風を受けて規則的な動きを繰り返すことで、自然との関係を探りながら、普遍的なライフサイクルを表現している。この瞑想的な動きのなかから、イリス・ヴァン・ヘルペンのコレクションやモデルが現れ、催眠状態を展開する。

このコレクションは、透けているのかと思わせる流れるような19のシルエットで構成。古くからあるシルクモアレの製織技術を多層的に活用した。

「コレクション『HYPNOSIS』は、空と大地、そして海が織りなす自然のタペストリーという、私たちの生きる世界の共生サイクルを催眠状態として視覚化しました。生活のリズムのたえまない考察を表現したもので、この織りなされた世界のなかにあるはかなさを反映しました」とイリス・ヴァン・ヘルペンはコメントしている。End