山梨県富士吉田市にある旧富士製氷は、2015年から一般財団法人ふじよしだ定住促進センター（元富士吉田みんなの貯金箱財団）として一部をリノベーションし、オフィスや保育園として活用してきた施設だ。

今回、設計事務所O.F.D.Aと、同事務所を主宰する坂牛卓が務める東京理科大学の学生の協力により、未改修だった大きな氷室（氷倉庫）空間と居住空間をリノベーションし、ギャラリーやスタジオ、アトリエ、移住者向け滞在スペースを併設した複合施設「FUJIHIMURO」としてリニューアルすることになった。

さまざまな分野の創作・表現活動から、この街の活性化、魅力化を図っていくための拠点として、多くの人々が利用できるハブ施設に育てていくという。

これに合わせて、2019年7月20日（土）・21日（日）の2日間、同施設を自由に内覧できる「FUJIHIMURO OPEN FACTORY」を開催する。設計者によるプレゼンテーションや竣工までの経過をまとめた展示、ささやかな飲食出店も予定。

また、7月20日のみFUJIHIMUROリノベーションの関連イベントとして、東京理科大学・設計事務所O.F.D.A等が関わった同市内リノベーション物件を巡るツアーも開催されるそうだ。