計9年間を費やしたNASAの宇宙探査に捧げる写真集
「NASA - Past and Present Dreams of the Future」が登場

▲© Benedict Redgrove

アポロ11号の月面着陸から50周年を記念して、イギリスの写真家 Benedict Redgroveが新しい写真集を発表した。

この「NASA – Past and Present Dreams of the Future」は、NASAとの交渉と信頼関係の構築に5年、さらに写真撮影と写真集の制作に4年の計9年間を費やした労作である。

▲© Benedict Redgrove

同氏はNASAの協力のもと、宇宙船やラボ、各施設などかなり厳しい制限がかかったエリアへの立入りが初めて認められたそうで、これまで誰も見たことがない、NASAを象徴する被写体200点以上の撮影が実現。まさにNASAの宇宙探査と数々の成功に捧げる一冊だ。

「1981年、11歳の時に、初のスペースシャトルのミッションがスタートしたのを私は目の当たりにしました。それ以来、宇宙とNASAにこだわり続けてきました。アトランティスに遭遇することは、子供時代のヒーローに会うようなものだと思うでしょうが、私にはそれ以上の出来事なのです。神秘的な体験をしているかのような感覚さえ覚えました」と彼は語っている。

▲© Benedict Redgrove

今回はテクニカルカメラにデジタルバックを装着して撮影、いくつかの写真は60秒の露光で信じられないほど細やかに撮影。その後、画像に丁寧な修正を施して背景を削除しており、集中して楽しむことができる写真に仕上がっているそうだ。 End