1mm角で犬の鼻相当の高ニオイ解像度を可能にする
超小型シリコンCMOS次世代ニオイセンサの開発が事業化

小型ニオイイメージングセンサーなどを開発するアロマビットは、超小型・高ニオイ解像度のシリコンCMOS型次世代ニオイセンサーを開発事業化するための子会社「アロマビットシリコンセンサテクノロジー」を設立したと発表した。

このセンサーは、豊橋技術科学大学・澤田和明教授らが開発した、超高感度シリコンCMOS型イオンイメージングセンサーのセンサー基盤技術に、同社が開発したニオイ受容体膜を応用することで開発に成功。

新設子会社で開発するものは、スマホに搭載できるほど超小型で、1mm角のサイズに犬の鼻と同等の受容体数(約1,200種類)に相当するセンサー素子数を有するという。

今後は、より小型化・低コスト化が求められるスマートフォンやその他ハイボリューム台数市場を目指し、同社が掲げたビジョン「ニオイイメージング技術を通して、ニオイ・カオリが可視化された世界を実現し、より豊かな社会を実現する」を追求したいとしている。End