凸版印刷がスマートシェルフを開発
店頭在庫をリアルタイムで確認できる

▲(左)「スマートシェルフ」全体イメージ (右)読取イメージ
© Toppan Printing Co., Ltd.

流通・小売店舗向けに、商品を管理する低価格ICタグ「SMARTICS®-U(スマーティックス・ユー)」を2017年9月より提供している凸版印刷は、新たにタカヤと共同で、吊り下げ型の商品陳列什器に対応した「スマートシェルフ」を開発した。2020年度以降の販売を目指す。

同サービスは、外装パッケージにICタグが貼付・内蔵された商品をスマートシェルフから取り出すと、それを自動で検知し陳列された在庫が減少したことをリアルタイムで認識するというもの。

従来のスマートシェルフでは、シート型のアンテナの上に商品を置くことで、商品の有無の検知を行っていたが、今回開発した吊り下げ型の商品陳列什器に対応したスマートシェルフでは、吊り下げフックの部分にアンテナを装着しているため、任意の箇所で陳列が可能になった。

さらに、スマートシェルフとデジタルサイネージを組み合わせることで、商品を手に取った瞬間にデジタルサイネージ上でその商品の説明や関連広告の表示も可能だそうだ。同社は、これにより、従来は店員が行っていた、商品の詳細説明や、関連商品の提案業務の省人化を実現することができるとしている。End