世界中のインテリア・アート・ファッション・フードなどが東京に集結し、街を彩る日本最大級のデザイン＆アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2019」。

そのパートナーカントリーとして、2019年はイスラエルが選ばれた。交流プロジェクトとしては、「エルサレム・デザイン・ウィーク」の海外初進出となる展示を青山のスパイラルおよび神楽坂のAYUMI GALLERYにて展開。同国のアーティストたちが、現代アートにフォーカスしたユニークな展示を行うことになった。

スパイラルでは、「エデンの園」をテーマに、自然・文化・テクノロジー・神話の間に生まれる緊張関係を起点に、死海の「塩」と、農業革命や現代生活を象徴する「麦」というイスラエルの資源にまつわる出会いを表現。また、10名以上のイスラエルの現代アーティストによる作品も展示する。

AYUMI GALLERYの庭に登場するインスタレーションは、音・香り・景色の断片からエルサレムを垣間見ることができる作品。この展示は、DESIGNART TOKYO 2019終了後も1年間をかけて変化を続け、四季や昼夜を通じて楽しむことができるそうだ。

エルサレムと東京という、ふたつの都市をつなぐものは、それぞれの場所で響き合う土と光、植物の香りによって語られる物語だという。樹下に生まれた「聖なる地」は、かたちに囚われない「エルサレムの精神」を伝えることになるだろう。

▲Gal Sharir, Idan Sidi「Little Private Gardens」（Photo： Idan Sidi）

▲Guy Mishaly, Nati Tunkelrot「GOREN」（Photo：Dor Kedmi）

▲Tamara Efrat, Moran Mizrahi, Dr. Amit Zoran「Crafted Technology」（Photo： Daniel Shechter）

▲Dov Ganchrow「Beast of the Anthropocene」（Photo：Moti Ishabin）