いまやボードゲームの世界ではAIの発達がめざましく、プロ・アマ問わずネット対戦がさかんに行われている。AIの性能を競い合うコンピュータ同士の対戦も珍しくなくなった。

しかし、やっぱり実物の盤と駒を目の前にしてゲームを楽しみたいという人もいるだろう。そんな望みをかなえてくれるのが、世界でもっともスマートなチェスボード「Square Off」だ。

盤と手作りの駒のセットは実際にあるが、専用のスマホアプリを使えば、その場にいなくても盤にネット接続して、駒を自動操作できるシステムになっている。駒は自動で進んでくれ、取られた駒も自動で盤外に出てくれる。

このシステムを使えば、ユーザーはリアルな人間が目の前にいなくても遠隔で対戦できるし、難易度が20レベルもあるAIと対戦することも可能。自身が駒を手で動かす場合はセンサーが反応して、相手のアプリに駒の移動が伝わる仕組みだ。

また、スマホを使えばAIがユーザーの手の善悪を分析してくれるので、ゲームを振り返って内容を検討する「感想戦」も楽しめるだろう。