世界初のサブスクリプションEVの展開を目指す「Canoo」
ファーストモデルはバウハウスの思想を体現

米ロサンゼルスに本拠を置くEVメーカーのCanooは、世界初となるサブスクリプションのみのEVの提供を目指している。ユーザーは手続きなどの手間もマイカーを所有する必要もなく、1ヶ月ごとに手頃な価格で、利用終了日なしで乗ることができる。

そのファーストモデルとなる「canoo」は、従来の自動車の形状や機能に挑むデザインで、無駄なスペースをなくして使いやすさを向上。EV構造なので車両を区分する必要がなく、タイヤのついた「都会のロフト」といった乗り心地を提供する。

外観はコンパクトカーのようだが、車内は大型SUV並みの広さで7名まで搭乗することができる。後部座席は窮屈さのないラウンジのソファのようになっていて、前方の座席はミッドセンチュリーのモダンなチェアをイメージしたという。

さらに、バウハウスのデザイン思想をヒントにしたミニマリズムと機能性を目指して、ユーザーインターフェイスはミニマルで、コネクテッドホームに匹敵するエクスペリエンスが楽しめる。ナビゲーションや音楽、暖房にいたるまで、スマホやタブレットで操作することも可能だ。

また、カメラ7台、レーダー5台、超音波センサー12台を搭載。航続距離は約250マイル(約400km)、30分以内に80%の充電ができるそうで、市販車では初となるステアバイワイヤ技術を採用したとしている。End