Vollebakによる斬新なテーマのジャケット
先史時代に大冒険を果たした人類を称える
「50,000BC Jacket」

ロンドンを拠点にユニークな素材を使って斬新なテーマでアパレルを手がけるVollebak。「50,000BC Jacket」は、5万年前の先史時代に大冒険を果たした人類を称えるジャケットだ。

この時代に人類は探検家や登山家、船乗りとなり、さらには裸足のウルトラマラソンランナーとなって、火山の爆発の影響による寒冷期、大規模な干ばつ、海面の沈下、高さ数千メートルの氷床など、きわめて困難な気候を生き抜いてきた。

そこで開発したコートにも「シェルター」にもなる「50,000BC Jacket」は、マテリアルサイエンスと同じく建築からヒントを得たもので、防水性、防風性、耐久性に優れ、氷河時代でも耐えられるウールの断熱材を使った4層構造のジャケット。天候が変化してもノマドなライフスタイルを楽しみたい人の体を守ってくれるアイテムだ。

特徴的なのはフードで、肩からフードにかけてすっぽりと顔を覆うデザインで、さらに2枚の羽根のような部分で顔を塞げば、シェルターの入口を閉じるように防寒・防風が可能。フードを首もとで内側に折り込めばスカーフのようにもなる。

また、ウールは保温だけでなく体温調節もできるそうで、30℃を超えれば涼しくなり、マイナス10℃になれば暖かさをキープ。繊維は汗から水分を自然に吸収、また発散して放熱し始めるという。

Flint」と「Red Clay」の2タイプを用意しており、価格は1295ドル(約14万円)で、どちらも既に売り切れの模様だ。End