廃棄物のアオサから新しい色が誕生
クリエーター集団「SPUIT」による「アオサ ライト グリーン」

ユニークな地産品の開発によって地域の活性化を目指すクリエーター集団「SPUIT(スポイト)」は、「廃棄物から、あたらしい色をつくろう。」プロジェクトの第一弾として、静岡県・浜名湖で大量発生し廃棄されているアオサから作った新色「アオサ ライト グリーン」を発表した。

海水と淡水が混じり合う浜名湖は、全国でもっとも生物が生息している湖だ。しかし、アオサが湖底にたまり腐敗すると、湖の生息環境に悪影響が出てしまうとされる。

また、このアオサは「アナアオサ」という種類で、食用には向かないという。海岸に打ち上げられると悪臭が漂い、周囲の生活や観光にもよくない影響が出て、ついには「やっかいもの」という通称までつけられているそうだ。

SPUITはこのアオサから抽出される色を「AOSA LIGHT GREEN」 と命名。実際にこの色を使用したコンテンツが生み出されはじめており、「浜名湖発のあたらしい色」として、浜松のイベントや伝統行事、学校教育や生活の中で活用されることを目指している。End