米アマゾン本部の施設内にファミリーシェルターがオープン
法律担当チームによる無償法律サポートも提供

▲受付がある1階ロビー

アマゾンのシアトル本社センター内に、家を失った人々のためのシェルター「Mary’s Place Family Center in The Regrade」が、2020年初頭にオープンする。新しいシェルターは1億ドル(約108億円)にものぼるアマゾンの支援策の一環で、地元の非営利組織「Mary’s Place」に対して今後10年間、賃料や公共料金などを負担するという。

シェルターは63,000平方フィート(約5,800m2)超の広さがあり、275人が滞在可能、ワシントン州では最大のファミリーシェルターとなる。スペースを最大限に活用し、コミュニティを鼓舞し、家のない人々の尊厳を支えるため、戦略的かつ慎重にデザインされている。

▲各階の就寝スペースの中央にあるコミュニティルーム

▲4~6人家族用の寝室

▲120人が食事できる共有スペース

同センターは8階建てで、4フロアが避難者の生活向上に一番重要な寝室スペースに充てられている。また、通常のシェルタースペースだけでなく、すぐに住居へ移るために簡単なサポートが受けられる家族向けの「Diversion」プログラムの寝室や、医療的なケアを必要とする子供のいる家族向けの「Popsicle Place」ルームも30室用意する。

さらにはインダストリアルキッチン、子供の遊び場、アマゾンの法律担当チームによる無償の法律相談といった専門的なサービスを提供する場所も計画されているそうだ。End