王立英国建築家協会が「Sustainable Outcomes Guide」を策定
建築でサステナビリティを実現するためのガイドライン

王立英国建築家協会(RIBA)は、あらゆる規模の建築においてサステナビリティを実現するための設定・設計・評価ガイドラインとなる「Sustainable Outcomes Guide」を公開した。

▲©︎RIBA

このガイドラインは、RIBA が掲げる8つの持続可能な目標を簡潔に評価できるようにまとめたもので、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」のなかでも主要なものに対応。あらゆる規模の建築プロジェクトに取り組む上で実現すべきだとしている。

このなかでは、各目標と主な評価単位を解説しているほか、目標を達成するための設計指針や、施工後の評価・診断を通じて成果物を検証するためのアプローチ方法も挙げている。

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また、RIBAが参加を呼びかけている気候変動への取り組み「2030 Climate Challenge」を行う際にも、建築家が参照するべきものとなる。

RIBAが設定した持続可能な目標は、「工事でのネット・ゼロカーボン」「エンボディド・カーボンのネット・ゼロ」「持続可能な水の循環」「持続可能な接続性と輸送」「持続可能な土地利用と生物多様性」「健康と幸福」「持続可能なコミュニティと社会的価値」「持続可能なライフサイクルコスト」だそうだ。End