今なお刺激に満ちた現在進行形の思想を再発見
書籍「22 世紀の荒川修作+マドリン・ギンズ」が登場

さまざまな建築作品を手がけ、2010年に逝去したアーティスト 荒川修作とそのパートナーでアーティストのマドリン・ギンズ(2014年逝去)の思想に迫る「22 世紀の荒川修作+マドリン・ギンズ─天命反転する経験と身体」がフィルムアート社から発売される。

死と生命をめぐる独自の発想と思考から、数多くの鮮烈な言葉を残した荒川修作+マドリン・ギンズ。「三鷹天命反転住宅」や「養老天命反転地」をはじめとする彼らの作り上げたさまざまな空間は、私たちの五感や認識のあり方に大きく揺さぶりをかけるものだ。

死すべき存在でありながら、生命を消滅させないという矛盾を荒川+ギンズはどのように乗り越えようとしたのか。不確かな時代であるがゆえに、身体への意識と関心が高まる現在、荒川+ギンズの思想は多くの発見や刺激を私たちに与えるだろう。

荒川修作没後10 年、今なお刺激に満ちた現在進行形の彼らの思想を再発見していく画期的論集である。2019年12月25日(水)発売、編著者は三村尚彦と門林岳史で、定価は3,200円(税別)となっている。End