寧波市に完成したガラスファサードが特徴の施設
「Ningbo Urban Planning Exhibition Center」

▲Photo credits: CreatAR Images, Shanghai

中国・寧波市に完成した「Ningbo Urban Planning Exhibition Center」は、ドイツの建設設計事務所 playzeSchmidhuberと共同で手がけた、「MORE THAN A MUSEUM」をコンセプトとした施設だ。

中国国内では多くの大都市が急成長するなか、都市計画と開発の成果を市民に提示するための「都市計画博物館(urban planning museum)」というジャンルが生まれた。

▲Photo credits: CreatAR Images, Shanghai

寧波市のこの施設も、単なるプレゼンテーションスペースではなく、市民、子供、都市計画の専門家、学者、公務員、政府要人など、都市化のプロセスに関わるすべての人に向けたプログラムを提供するという。

▲Photo credits: CreatAR Images, Shanghai

公共のセンターとして、ウォーターフロントと連続しながら公共公園の重要な一部を構成。歩道や橋、通りは建物の数あるエントランスと接続、公園と建物はシームレスにつながる。館内は中央のアトリウムを中心に、4つのメインブロックに分かれている。

寧波市は古くから陶磁器の生産がさかんで、地元の伝統へのオマージュとして、ファサードにはガラスセラミックを使用。またそれだけでなく、時間帯や季節、天候に応じてさまざまに変化する周囲の風景を映し出したり、遠くから見ると周囲の風景と自然に溶け合うように見えたりする。

▲Photo credits: CreatAR Images, Shanghai

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また、屋内の空間デザインは、中国のリボンを使った踊り(Cai Dai Wu Dao)にインスパイアされたそうで、最先端のデジタル技術を活用して設計、開発、製造、建設が行われたそうだ。End

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