無人仕様と電動化技術による新しいスタイリング
クボタのコンセプトトラクタ「 X tractor」

▲コンセプトトラクタ「 X tractor(クロス トラクタ)」

クボタは2020年1月15・16日に京都市内で開催した製品展示会にて、コンセプトトラクタ「 X tractor(クロス トラクタ)」を公開した。

X tractorは、人が乗らない無人仕様のレイアウトと電動化技術によって、新たなトラクタとしてのスタイリングが可能となり、実用性と先進感を兼ね備えたデザインを実現。クボタトラクタのアイデンティティを感じる最新デザインとともに、環境や自然との調和を意識した、なめらかな造形に仕上げた。

人工知能により完全無人作業が可能になり、農作業時にトラクタが獲得した農地の環境データなどをほかの機械とも共有して、一貫管理された効率性の高い農作業を行うことができる。

すべての電力は、リチウム電池とソーラーバッテリーを併用して電気で賄うので、排気ガスを一切出さず環境負荷低減にも貢献する。

また、四輪のクローラが変形し、車高を最適な位置に調整。牽引力が必要な作業では車高を低くすることで重心を下げ、地面との接地面を大きくし、作物を跨ぐような管理作業では、車高を高くして地面からの距離を長く取るなど、1台でさまざまな作業に対応できるそうだ。End