領域横断的にプロジェクトを進めるUMA / desgin farmが展覧会
「ともに考え、ともにつくる」対話と実験を展示

東京・銀座のクリエイションギャラリーG8では、「UMA / design farm展 Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields」が2020年2月25日(火)から3月28日(土)まで開催される。

原田祐馬が2007年に設立した、大阪を拠点に活動するデザインスタジオ UMA / design farm。グラフィックをはじめ、建築家や編集者と協働し、図書館や学校、障害者福祉施設などの仕組みづくりからサイン計画も手がけている。

▲UR都市機構の色彩計画(2017-)VI, 色彩計画, サイン計画 Photo Yoshiro Masuda

プロジェクトの上流から地域やその場に媒介し、当事者と「ともに考え、ともにつくる」デザインを、対話と実験を繰り返して実践。人、場所、分野を越境するそのデザイン手法により、循環と可能性を生み出す仕組みを提案しつづけている。

今回の展覧会では、プロジェクトにどんな人たちが関わり、何を思いともにつくりあげたのか、その言葉や関係性、デザインプロセス、そこで紡がれた物語を交えて展示する。

▲UR都市機構の色彩計画(2017-)VI, 色彩計画, サイン計画 Photo Yurika Kono

▲Good Job! Project(2012-)プロジェクト, VI, サイン計画, パッケージデザイン Photo Yoshiro Masuda

▲Good Job! Project(2012-)Tomorrow is Today ワークショップの様子 Photo Michio Hayase

たとえば、奈良県奈良市の福祉施設・たんぽぽの家と障害のある人たちの仕事づくりを行う「Good Job!Project」や、大津市湖岸なぎさ公園サインデザインのプロセス、UR 都市機構での鳥飼野々2丁目団地などの外壁修繕色彩計画において、デザインがどのように地域の人々の暮らしの一部になっているのかを紹介。

▲株式会社 斎藤管工業(2014-)CI, サイン計画 Photo Kohei Shikama

領域横断的にプロジェクトを進めながら、日常の未来を考え、デザインが日々の生活に溶け込む環境を探究するUMA / design farmとともに、あらためて社会におけるデザインの役割を考える展覧会となるだろう。End

UMA / design farm展
Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields

会期
2020年2月25日(火)~3月28日(土) 入場無料
11:00~19:00 日曜・祝日休館
会場
クリエイションギャラリーG8
詳細
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/tomorrow-is-today/tomorrow-is-today.html

▲岡崎市 OKAZAKI CITY MAP(2018)サイン計画 Photo Yuya Yoshikawa

▲竹尾 淀屋橋見本帖(2018-)VI, サイン計画, 企画ディレクション Photo Yoshiro Masuda

▲福智町図書館・歴史資料館ふくちのち(2017-)プロジェクト, VI, サイン計画 Photo Natsumi Kinugasa