NEWS | インテリア
2020.02.19 16:57
Albert PuigとBenjamin Miglioreが2019年にバルセロナで立ち上げたデザインスタジオ Puig Miglioreは、同じタイプのスツール「Grado」とチェア「Grada」を公開している。
プロジェクトの目的は、家具デザインの市場では手頃な価格だがあまり使われることのない素材を使用することだという。
一定の厚さの材料を数値制御でカットし、この2次元的なものを積み重ねることで立体的なボリュームが生まれ、人間工学にもとづいた形状ができあがった。
チェアでは、これらの板を徐々にずらすことで影が生まれ、その連続的な動きを楽しむことができる。スツールでは、4本の脚が織りなす動きの感覚が際立ち、たえまなく円を描くように連続した印象を与えてくれる。
さまざまなタイプの市場でも手に取りやすいデザインを作り上げることが目標で、製造プロセスと組み立てプロセスを少なくすることにより、コストを抑え、より多くの人が使えるようにしたそうだ。