ミシガン大学が「Detroit Center for Innovation」を建設
デトロイトのダウンタウン東部を活性化

ミシガン大学はデトロイトに「Detroit Center for Innovation」を建設することを発表した。ハイテク分野の研究や教育、イノベーションに焦点を当てたプログラムを学生と市民に提供するという。

新しいキャンパスは、デトロイトのダウンタウンの東の玄関口を活性化するもので、モビリティやAI、データサイエンス、アントレプレナーシップ、サイバーセキュリティ、フィンテックなどの研究・教育施設となる。

さらに、インキュベーターやスタートアップ向けのオフィススペース、企業のコラボレーションスペース、レジデンシャルユニット、ホテル、会議センター、イベントスペースも備えるそうだ。

また、ミシガン州の既存の企業ともパイプラインが結ばれ、速いペースで変わるテクノロジーのスキル向上の機会も提供。フォードが建設するモビリティ開発の拠点「Corktown Campus」、起業家向けのビジネスパーク「TechTown Detroit」、ウェイン州立大学などとともに、イノベーションセンターとしてのデトロイトの価値を高めることを目指している。

設計を手がけるのは、Kohn Pedersen Fox(KPF)。建物はガラス張りで、一方が外側へ伸びるようなデザインをしており、地上レベルは公園や噴水、展示物を設置するなど、市民の憩いの場となるようだ。End