北欧デザインのサスティナブルなホームウェアを手がけるNedre Foss（ネドレ・フォス）から、ガラス製の水差し「Vannfall」が登場した。

デザイナー 倉本仁がデザインした吹きガラスの水差しで、ボトルグリーンとクリスタルクリアの2色展開。価格は1,100クローネ（約11,000円）。

Vannfallはノルウェー語で「滝」という意味だそうで、透明なガラスは流れる水のようにも見え、グリーンは森の生き物をイメージしているという。

デザインプロセスはまず、多様なモックアップ素材を使って容器モデルを作成するさまざまな方法を模索。そのなかから、スチールワイヤーのスケルトンに麻ひもを巻き付ける方法を考案、これに石膏を薄く塗った。

こうしたモデルから、プロトタイプがもつ不規則さが非常に美しく興味深いものであることに気づいたという。そのあとは、水差しの素材を何にすべきかオープンな姿勢をとりながら、この表現性をさらに強調していった。

モックアップの時点でデザインは決まり、あとはこれを3Dスキャンでデジタル化して、最終的にガラスで成形。

プロトタイプの魅力が全工程を通じて最後まで残り、アナログ技術と最先端の技術の両方が美しく存在する水差しに仕上がっている。