「James Dyson Award 2020」募集開始
今年からサステナビリティ賞を新設

ジェームズダイソン財団は、同財団が主催する国際エンジニアリングアワード「James Dyson Award 2020」の募集を開始した。日本時間の応募締切は、2020年7月17日(金) 17:00となっている。

同アワードの課題は「問題を解決するアイデア」。エンジニアリングやデザインを学ぶ学生や卒業生にとって、世界を舞台に自らのアイデアを発表することができる。革新的で起業家精神にあふれた、エンジニアリングやデザインを専攻する若者に挑戦を促しており、国際最優秀賞受賞者は5組中1組の割合でアイデアの商業化に成功しているという。

▲JDA2019 国際最優秀賞:「MarinaTex

国際最優秀作品には賞金30,000ポンド(約420万円)が贈られ、今年から国際最優秀賞、準優勝作品に加え、新たにサステナビリティ賞が新設。受賞者には国際最優秀賞と同じ30,000ポンド(約420万円)が贈呈される。

サステナビリティ賞を新設したジェームズ・ダイソンは「毎年、現存する深刻な問題解決に取り組む若者の独創性やアイデアの源泉となる想いに心を動かされます。JDA応募作品の多くは、エンジニアリングとテクノロジーで世の中をより良くすることに焦点を当てています。エンジニアや研究者は、持続可能な未来を創り出すことに重要な役割を担っています。そのことを体現する1つの形として、環境面に取り組むアイデアを称する、2種目となる国際賞を新設しました」とコメント。

▲JDA2019国内最優秀賞:「PROLO-プロロ-

2019年の国際最優秀作品で、魚廃棄物と紅藻類を活用した家庭でたい肥化可能なバイオプラスチック「MarinaTex」など、過去受賞作品にはプラスチック廃棄、再生エネルギー等の課題に取り組んでいる。最高の発明は、シンプルでありながら現実世界の問題をスマートな解決策へと導くものが多いそうだ。End

James Dyson Award 2020

応募締切
2020年7月17日(金)17:00(日本時間)
応募対象
18歳以上のデザイン、エンジニアリング(工学)、プロダクトデザイン、工業デザインを専攻する学生(専門学校、高等専門学校、短期大学、大学、大学院)や卒業・修了して4年以内の者
応募対象国
27の国と地域
応募方法
下記サイトにてユーザー登録後、必要提出物を所定フォーマットに入力して応募
詳細
https://www.jamesdysonaward.org/ja-JP/