MITが大量生産ができるフェイスシールドを公開
型抜きしたシートタイプで1日5万個以上が製造可能

▲Image: Elazer Edelman

マサチューセッツ工科大学は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う深刻な医療用個人防護具不足のため、大量生産ができるフェイスシールドを公開した。型抜きを行うタイプで、機械で1時間に数千枚の平板からカットでき、1日5万個以上を製造できるとしている。 

医師や看護師が協力し、口頭でのフィードバックやユーザー調査からMIT Project Manusがデザイン。

このフェイスシールドは型抜きしてシート状にカットした1枚もので、折りたたんだり、ゴムバンドをつけるだけの単純なもの。公開された動画にあるように90秒で立体的にできるので、病院内で作り置きしておくことも勧めている。

全米で製造能力のある80以上の施設が生産を行うことで、製造速度が高まり、増産が可能としている。今回はPolymershapesという企業と協力しており、MITは4万枚、同社は6万枚のフェイスシールドを医療機関、緊急医療サービス、緊急医療施設に提供しているそうだ。End