メディアアーティストRefik Anadolと
ロールス・ロイスのコラボレーション作品を披露

▲メディアアーティストRefik Anadol

イギリスの高級自動車メーカー ロールス・ロイスは、「Inspiring greatness」というインタビュー動画シリーズを公開している。その初回を飾るのは、米ロサンゼルスで活動するトルコ出身のメディアアーティスト Refik Anadolである。

ロールス・ロイスは、アーティストとのコラボレーションを通じて創造力を育成する「MUSE」と呼ばれるアートプログラムを展開。Anadolはそのフェローとして、デジタルアート作品「Art of Perfection:Data Painting」を発表した。

この作品は、過去10年間に英グッドウッドにあるロールス・ロイス本社で製造されたすべての自動車のカラーをデータセットとして活用し、LEDのキャンバスにユニークなデジタルペインティングで表現したものだという。

インタビューのなかでAnadolは、「テクノロジーを使って制作するアーティストにとって、ロールス・ロイスのアートプログラム『MUSE』を通じて活動できることは、人生におけるまたとない機会となりました。工場を訪問して自動車の製造工程を見たとき、普段見ることのできない完璧な世界がそこにあると思いました」と語る。

「それは機械によるものではなく、人間の手で作られた完璧さなのです。そこには信じられないほど多くのアイデアや技術、そしてフィーリングが注ぎ込まれ、完璧なアート(art of perfection)にまで達しています。このことが純粋なインスピレーションとなりました」。

なお、「Art of Perfection:Data Painting」はグローバル本社に常設展示され、複製は2020年を通して世界各地のショールームを巡回するそうだ。End