米クリエイティブスタジオProduction Clubから
ライブイベント向けの防護具コンセプト「Micrashell」を提案

世界中で新型コロナウイルスの感染が広がるなか、世界中の人々の日常が変化を余儀なくされている。感染拡大を防止するためにソーシャル・ディスタンシングなどが行われているが、その一方では精神面や経済面でのダメージも長期化を見せつつある。

そこで、米ロサンゼルスのクリエイティブスタジオ Production Clubが「Micrashell」という新しいソリューションを提案している。

ナイトライフやライブイベント、エンターテインメント産業向けに開発された個人用防護具(PPE)で、全身をウイルスから保護するだけでなく、取り扱いも簡単。楽しい気分で装着でき、消毒も可能で、ソーシャル・ディスタンスを取らずに仲間と遊ぶことができる。現在「特許申請中」だそうで、実用化も視野に入れている。

気密性の高いボディスーツで、ヘルメットは耐切断性のある高性能生地でできて、ソフトな部分とハードな部分を巧みに組み合わせている。耐水性や耐久性に優れ、消毒も簡単だ。

素材はUHMWPE(超高分子量ポリエチレン)ファブリックと軽量のフィルムコンポジットがベース。さらに、充電や交換ができるリチウムイオンバッテリーを搭載しているので、装着時につねにアクティブな状態が楽しめる。

また、エアフィルターや通気口がついた防護服というだけでなく、胸元には小さな缶を取りつけてアルコールや液体フード、電子タバコといった嗜好物を楽しむことができたり、スマートフォンアプリを使ってスーツの調節もできるようだ。

そのほか、スピーカーやマイク、カメラも搭載。内蔵されたLEDのカラーやエフェクトによって、ユーザーの気分やニーズ、警告、メッセージ、欲求などを表示することもできるそうだ。End