東京藝術大学、「お仏壇のはせがわ賞」を発表
国宝・文化財修復の次世代の担い手を育成

▲重松氏の制作風景

仏壇・墓石の販売、屋内墓苑の受託販売を手がける「はせがわ」は、東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室の優秀作品に対して「第14回 お仏壇のはせがわ賞」と「第11回 お仏壇のはせがわ賞 特別賞」を授与した。

▲東大寺法華堂執金剛神立像 模刻(塑造)

同社は、文化財保護を担う技術者の育成に貢献することを目的として、2007年より毎年、東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻修士課程 修了最優秀作品に「お仏壇のはせがわ賞」を、2009年より同博士課程 修了最優秀作品に「お仏壇のはせがわ賞 特別賞」を授与。今回でのべ25名の受賞者を輩出している。

▲東大寺法華堂執金剛神立像 模刻(脱活乾漆造 現状彩色)

「お仏壇のはせがわ賞」は、「奈良県聖林寺十一面観音菩薩立像 模刻」を手がけた朱若麟氏が、「お仏壇のはせがわ賞 特別賞」は、「東大寺法華堂執金剛神立像 模刻(塑造・脱活乾漆造)」を手がけた重松優志氏が受賞。

▲朱氏の制作風景

▲朱氏の制作風景

▲重松氏の制作風景

受賞作品は2020年5月下旬より、東京藝術大学保存修復彫刻研究室ホームページに開設される特設ページにて紹介される予定となっている。End