NEWS | フード・食
2020.05.29 17:10
オランダのフードアーティスト Jasper Udink ten Cateが立ち上げたデザインスタジオ Creative Chefは、ハイエンドの食の体験やコンセプトをデザインして、食事やホスピタリティをアートにしようという取り組みを行っているそうだ。
同氏が公開した最新プロジェクトのひとつ「Morphing Table」は、文字通りテーブルが変形するというもので、BASFのデザインプラットフォーム「designfabrik®」(デザインファブリーク)とコラボレーションした作品である。
まだプロトタイプの段階のようだが、公開されているムービーを見ると、そのねらいがわかるだろう。たとえば、テーブルの表面にソースのような食材をかけると、その部分だけくぼんだり、あるいはくぼんだところに食材を入れると、表面が元通りに浮き上がるといった仕組みである。
つまり、このMorphing Tableがあれば、テーブル自体が皿のように変形してくれるので、皿は不要になるというわけだ。これが実現すれば、食事するときにシェフが目の前で調理してくれ、さらにテーブルが変化するという見る楽しみが得られるだろうし、食事した後は、皿洗いもせずに片づけられることだろう。